日本の街と海外の街

僕は京都が好きです。 古いお寺とか巡っていると 落ち着きに似た安堵感があります。 ただ、若干違和感も感じています。 京都へ行く際には大体新幹線で行くのですが 京都駅の周りはビルなどがたくさん建っています。 古いお寺などは少し移動するとたくさん見つかるのですが 新しい街の中にものすごく古い建物があって 違和感を感じてしまうのです。 近代的なところから一気にタイムスリップしたような感覚になります。 そこがいいところといわれればそれまでなのですが 不思議な感覚を得ていいるのは僕だけではないのではと思っています。 一方、海外のフランスやイギリスなどを見てみると 街全体の雰囲気が統一されているんですね。 何から何まで街に統一感がある。(ような気がする。) 街を作る際にまず雰囲気が先にあるんだと思います。 日本は逆ですね。 近年の名所といわれるところは まず建物が先で待ちの雰囲気はあまり考えられていないです。 横浜のみなとみらい周辺とか分かりやすい例です。 ランドマークタワーがあったり 観覧車があったり ショッピングモールがあったり 赤レンガ倉庫があったり 中華街があったり ・ ・ ・ 一つ一つは良いんだけど街全体でみると よくわからないことになってます。 ディズニーランドのようにいろいろなコンセプトが テーマパーク内に含まれているなら良いのですが 日本の街はコンセプトさえぼやけていると思います。 戦後の経済急成長が影響しているのだと思いますが これからは少しはコンセプトを持って街開発してほしいですね。 熊本の黒川温泉なんかは結構街の雰囲気が統一されていて いい感じなんですけどね。 最後に東京スカイツリーが建設されていますが 下町の浅草周辺にあの高い建物は完全に違和感ですね。 あのあたりの雰囲気が壊されなければいいなぁと思う次第です。 くろ