『Unity』を立ち上げた想い

お久しぶりです。 いろいろなところで告知していますが この度『Unity』というミュージシャン支援サービスを立ち上げました。 Unity -musician's support service- Unityサービスの概要は 『Unity』とは？ を見て頂きたいと思いますが 今回はこのサービスに込めた想いを書いてみたいと思います。 まず、ミュージシャン目線で。 僕はバンドをやっています。 本格的に活動しているのは大学生の時から。 そしてバンドは変わりましたが今も続けています。 バンドで音楽活動する時にメインとなるのは やはりスタジオリハとライブハウスでのライブ出演です。 スタジオは予約を取っていくだけで良いので あまり不都合は感じません。 でもライブ出演となると ライブハウスに直接コンタクトをとり 音源を持って行って審査してもらい 日程の調整やノルマなどの条件の調整、機材のことなど 何かと頻繁に連絡を取り合う必要があります。 そしてライブをたくさんやろうとすると この掛け算になってかなりの労力がいるのです。 マネージャーがいれば良いのですが まだ始めたばかりのミュージシャンにはいるはずもありません。 ライブに出演するというのはそれほど大変なことなのです。 この敷居の高さというのが第一の要因。 そしてミュージシャンを囲い込むライブハウスもあります。 例えば一度ライブに出ると そこのライブハウスが次はいつ出る？とミュージシャンに問いただしたり ほかのライブハウスのライブに出るなというところまであったりします。 ほぼ毎日ブッキングライブをして 出演者探しをしているライブハウスにとっては 囲い込みというのはある意味合理的な行動かも知れませんね。 ミュージシャンはライブさせてもらっている立場なので ライブハウスのこういった発言には従ってしまうのですね。 これが第二の要因。 前述の囲い込みにも関連するのですが あるライブハウスが囲い込んでいるミュージシャンに ほかのライブハウスが声をかけるとどうなるでしょう。 ライブハウス同士が喧嘩のような形になるんですね。 「うちの～になに声かけてんねん」 的な感じですね。 ちょっと縄張り争いに似た感じですね。 つまりライブハウス同士がけん制し合ってそして ミュージシャンを取り合っている状態なのです。 でもこれってミュージシャンにとってはいい迷惑です。 誰のためのライブハウスなんでしょうかね？ これが第三の要因。 次にライブハウス目線。 ライブハウスはだれか企画者が持ち込むイベントがない日は ブッキングライブとして日々ライブをしています。 ミュージシャンからノルマという形で出演料をもらって 売上としているのですね。 でも最近、このブッキングに困っているという話をよく聞くのです。 囲い込みの影響かもしれませんし 単純にバンド数が減ったのかもしれません。 もしかしたらライブの出方が分からないミュージシャンも多いのかも知れません。 それでもブッキングライブをしなければ売り上げも落ちてしまいますので 何とか集めないといけません。 日々この出演者探しは続きます。 手当たり次第に、やみくもにミュージシャン探しです。 この労力は大変なものがあります。 これが第四の要因。 というわけで要因を４つ書いてきました。 ミュージシャン、ライブハウスの活動においてこの４つの要因というのは 重くのしかかり負担となっています。 自由なはずの音楽活動が いろいろな要因によって阻害され自由でなくなってしまっています。 僕はこの４つについて何とかならないかを考えました。 そこで『Unity』を思いついたわけです。 面倒な部分、大変な部分を支援するサービスを始めようと。 『Unity』サービスで ミュージシャン、ライブハウスをサポートしたい！ そして音楽活動に流動性を持たせて かつてのバンドブームの時のように業界を盛り上げたい！ そんな思いが詰まっています。 キーワードは 『流動性』 です。 ライブハウスを例にとりましたが イベントを主催されるイベンターの方たちにもぜひ使っていただきたいサービスです。 まだまだはじまったばかりのサービスですが 世の中を変えられるような力を持っているサービスだと信じています。 少しでも共感していただける方がいらっしゃれば嬉しいです。 最後に 先日、あるライブハウスの経営をしている方が仰っていた言葉を紹介したいと思います。 この方は『Unity』の主旨に賛同して頂いて第一号のライブハウス登録をしていただいています。 『ライブハウスのためのミュージシャンになっちゃいけない。 ミュージシャンのためのライブハウスだろ』 その通りだと思います。 むしろお互いに高めていくくらいの関係が最高ですね。

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