ワタミにおける過労死、労災認定について
ニュースでもいたるところで取り上げられているので
説明は省略するが、池田信夫氏のブログは必読だと思います。
ソースは『ブラック企業と旧日本軍』(ワタミ化と東南アジア化)のようですが。。。
モラルハザードと勤勉革命
なぜ、過労死するまで働いてしまったのか。
なぜ、会社をやめるという選択肢がなかったのか。
もちろん一説でしかないとは思います。
でも自分の周りにいる人を見回してみると
たしかに会社が嫌いな人が多くて会社に対して文句を言う。
けど会社は辞めないんですよね。
なぜかと考えると確かに頷ける内容だと思います。
僕も最初の会社を辞めるときはかなりいろいろなことを気にしました。
これからのこと。
世間体。
周りの友達はどう思うか。
家族へどうやって説明するか。
同期入社の仲間との関係。
などなど。
いろいろな要素が重なり合って
全てに踏ん切りがつかないとなかなか踏み出せなかったりするんですよね。
僕だけかもしれませんが
『同期入社の仲間との関係』って実は大きな要素だったりしました。
新卒一括採用のデメリットでしょうね。
『みんな頑張ってるのに自分だけ逃げ出すわけにはいかない』
って意識が働くんですよね。
どうしても仲間意識が芽生えてしまう。
その点、中途入社した今の会社では
その悩みがないので気は楽だし池田氏の言うところの
『外部オプション』に目がいきやすくなっていると思います。
あといざ退職してしまえば気にしていた前会社の同期と
変わらず関わっていけてると思います。
というわけでもちろんワタミの労務管理上の問題はあるわけですが
日本の労働市場のあり方を見直す良い機会なのではないかと思いました。
最後に一言だけ。
亡くなられた女性のご冥福をお祈りしております。
ご家族が気の毒でなりません。
くろ
働きすぎに斃れて――過労死・過労自殺の語る労働史
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