堀江貴文氏「徹底抗戦」を読んで
このブログでも時々、堀江貴文氏の事を書いているが
堀江氏の著書「徹底抗戦」が文庫化されたということで
すぐさま購入、一気に読み終えた。
あの「ライブドア事件」について僕なりに情報を集めて
以前のブログに書いたことがあるが
この事件、知れば知るほど不可解な点が多い。
そして過去の判例などを考えると
明らかに堀江氏の事件についてはおかしな点が多いのだ。
この事件についてそこまで重い罪となるならば
JALについても同様のことが言えると思う。
JALの場合は株主を欺いていたりするのでもっと重罪だと思うが。
そして検察の暴走、マスコミの存在意義について考えさせられる。
氏は身をもって体験したわけだから
体験していない僕がウダウダ言ってもしょうがないと思うのだが
タイトルのとおり、検察に対して真正面から向き合う姿には
男らしささえも感じてしまった。
いわゆるライブドア事件の報道を見て
堀江氏の強靭な精神力は一視聴者の僕達でも感じることが出来た。
その精神力が無ければ
検察からのプレッシャーに耐え、抗戦することは出来なかったのではないだろうか。
現に、今まで何人もの経営者が堀江氏のように
身に覚えの無い罪で逮捕され、服役を余儀なくされている。
堀江氏は自身に対する容疑ももちろんであるが
きっとこれからベンチャー精神をもって起業する人たちのために
抗戦しているのだと感じた。
確かに、僕は堀江氏の著書をたくさん読んでおり
その内容については偏った見方になっているのかもしれない。
それでも、あの堀江氏がこのように戦っていることで
堀江氏の語っているこの全てが全て、嘘だとは到底思えないのである。
最近、検察の不祥事が取り沙汰されているが
この本を読む限り、このような不祥事は起こるべくして起こったのだろうと思う。
現状の検察は無法状態である。やりたい放題だ。
権力を持ちすぎた検察と、それに立ち向かう堀江氏
どちらを信じるかは個人の自由である。
しかし検察の暴走については
国民は憂慮すべきではないだろうか。
おそらく検察の怖さは体験しなければ分からない。
それでも検察の怖さを物語るニュースについては
日々報道されているではないか。
この本も検察の怖さを痛感できる内容となっていた。
くろ
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